警備業のデメリットとは?警備の仕事はやはり大変?

警備業のデメリットとは?警備の仕事はやはり大変?

警備業は、条件によっては非常に楽な仕事もありますし、出勤日を自由に設定できるなどのメリットもあり、社会的責務も大きい分、やりがいがある仕事です。しかし警備業はよくイメージされるようにやはり大変で、勤務する際にも一定のハードルの突破を求められます。体力や精神力も求められるきつい仕事でもあります。今回は、警備業のデメリット(注意点)を4つほど紹介します。

警備業のデメリット①:「欠格事由」に当てはまると採用されない

警備員の最大のデメリットは、一つでも特定の条件に当てはまると警備の仕事に就けないことでしょう。

警備業は外部からの不法侵入や不審者による犯罪を防ぐ仕事であり、情報漏洩、機密漏えい、盗難なども防がなければならない、非常に責任や社会的意義の大きな仕事です。

こうした職務である性格上、警備会社に雇用されるには様々な制約があり、この制約を「欠格事由」といいます。この欠格事由に一つでも当てはまってしまうと、警備会社に採用されません。欠格事由には以下のようなものがあります。

  • 18歳未満である者
  • 成年被後見人、もしくは被保佐人または破産者で復権を得ていない者
  • 過去に禁錮以上の刑に処され、執行後5年に満たない者
  • 過去に警備業法違反により罰金刑等に処され、執行後5年に満たない者
  • 暴力団関係者
  • 警備業務違反行為を行う恐れがある者
  • アルコールや麻薬等薬物の中毒者
  • 障害によって警備業務を適正に行えない、あるいは適正な判断能力がない者

この欠格事由は特定の警備会社の単位ではなく、警備業法によって、つまり法律によって規定されている制約なのです。わずかでも該当してしまえば、日本国内である限りどこの警備会社においても雇ってはくれません。18歳以上であれば多くの人にとっては問題ない条件ではありますが、少しでも後ろ暗い事がある人の場合では、警備業に就くのは途端に厳しくなります。

警備業のデメリット②:事件、事故、トラブルに巻き込まれることが多い

警備の仕事は、社会の安全を守る仕事である以上、相対的に事件、事故などのトラブルに巻き込まれる可能性は高くなります。

様々な人が集まる大型施設において常駐している仕事、というだけでも、通常の日常生活を歩んでいる分には遭遇しえないようなトラブルに巻き込まれる可能性が高くなりますが、警備員はその最たるものといっていいのではないでしょうか。

施設全体の安全を守るために、不審者発見時には声掛けや、時には身柄の確保も必要となるでしょう。そうした際に、刃物などを突きつけられることもあるかもしれません。また、事故や災害などの有事においては、自分の安全よりも多くの人々の安全を優先して、混乱を収めるために臨機応変に対応しなければなりませんから、怪我をするリスクが高くなります。

社会的責任の大きな仕事である以上仕方のないことですが、やはり危険度は高いです。

警備業のメリット③:長い時間立ちっぱなしであることも多く体力が必要

警備の仕事と聞いてよく浮かぶイメージとして、長い時間立ちっぱなしで体力的にきつそう、という想像をしてしまう人も少なくないのではないでしょうか。実際、仕事によっては長時間立ちっぱなしで働くことはあります。

特に工事現場での誘導警備業務では、粉塵や刺激臭などが舞う環境の中で長時間立ちっぱなしで通行の邪魔にならないように対応する必要がありますし、トラブルが起きないよう常に気を配っていなければなりません。

また屋外の警備の場合悪天候でも業務を行う必要があります。もちろん雨具等は支給されるものの、そうした防備があっても長時間悪天候に晒されれば体力は大きく消耗されてしまいます。

警備業のメリット④:仮眠がろくにとれない場合がある

警備の仕事は長時間に及ぶことが多いので、労働時間の中で所定の休憩時間が設定されています。この休憩時間は仮眠や待機も含むもので、指定時間の範囲内であればいくらでも休んでいいとされています。

しかしながら、いつ何時緊急事態が起こるか予測できない警備の仕事の性格上、余程人員に余裕がなければ、休憩時間であっても業務が発生したら対応しなければなりません。また、仮眠を取りたくても、警報を聞き逃してはいけないなど、ろくに眠ることもできない緊張状態を保たなければならない場合も多々あります。

仮眠室や休憩室がそもそもない現場も少なくなく、そうした場合、固い床の上や事務用の椅子など、とても休まらないような場所で無理やり寝転んで休むことが求められます。適応能力が高くないと睡眠は取れないでしょうし、このような環境で寝れば体中が痛くなること間違いなしです。

もちろんそうした自由度に欠けた休憩時間は休憩とはいえないので、労働時間として給与がしっかり支払われるケースが多いのですが、勤務が長ければそれだけきつくなるというのが警備業の大きなデメリットでしょう。

まとめ

以上、警備業のデメリットを4つほど紹介しました。このほかにも、自由に勤務日が選べるために不規則な生活になってしまうことが多い、就業前に30時間の研修を受けなければ実務にあたれない、ある程度スキルや資格を取得しないと継続的に仕事に就けなくなるなど、いろいろなデメリットがあります。

しかしながら、その分メリットがある仕事であることも事実です。社会的意義が大きくやりがいがあることや、勤務日が自由に選べることなど、警備業には良いこともあります。

東京八王子を拠点に都内の警備業務を請け負う「桃源警備」は、平成20年設立の会社でありながら、施設警備を中心に様々な警備業務の実績を積み上げており、多くの顧客に信頼されています。勤務日も自由に設定でき、教育も充実しており、未経験者も働きやすい警備会社です。

もちろん法律で決まっている欠格事由はどうしようもありませんが、18歳以上であれば誰でも応募可能です。ぜひお気軽にご応募ください。