警備のことを事前に詳しく学べると安心!専門学校はあるのか?

警備のことを事前に詳しく学べると安心!専門学校はあるのか?

求人広告に「経験不問」を謳っていることの多いのが警備会社です。ただ、この「経験不問」はどの職種の求人情報でも目にします。経験不問と言われても、実際に応募する段階で不安に思うのはよくあることです。

警備のアルバイトに挑戦するにあたって、事前に必要な知識を学べると助かります。警備についての知識や技術を前もって深く学びたいという人はぜひお読みください。

他の分野では事前に学べる機会がある

大学や専門学校にはオープンキャンパスなど、入学する前に学校の雰囲気がどのようなものかを学べる機会は多くあります。最近は入学人口の減少から、オープンキャンパスで学校の魅力を積極的に発信する学校が多くなってきました。就職活動でもインターンシップなど、前もってその会社の雰囲気を体験できる機会を設ける会社が数多くあります。

その一方で、警備業界では業界の大手を除いては、このような機会はほとんどないと言ってもいいかもしれません。現場で働いている警備員はよく目にしますが、その働いている姿だけでは実態を伺い知るのは難しいでしょう。

警備業界にも事前に学べる学校があった

警備は18歳以上であればだれでも勤めることができる職種です。警備業ならではの専門知識や技術もありますが、それは義務づけられている法定研修や現場での経験を通して身につけていくのがほとんどです。そんな背景もあってか、警備員のための専門学校のようなものはほとんどありませんでした。

ところが、社会情勢の要請からでしょうか、最近は職業訓練の一環として施設警備で求められる素養や技術を学べる施設が出てきたのです。

東京都立城南職業能力開発センター大田校

この職業能力開発センターでは「施設警備科」を設け、施設警備のプロフェッショナルを目指すための訓練が行われています。はたから見る施設警備は、立哨して往来する一般人を見守る、通用口での出入管理といった面しか見えませんが、実際には機械設備を扱わなければならないなど、多くの知識や技量が必要とされるものなのです。

これをいきなり現場で、となると戸惑う人も多くいるかもしれません。そうであれば、このように事前に施設警備に必要な知識を学べる機会があるのはありがたいでしょう

学ぶ内容

ここで学ぶのは一般的な教養ともいえる「社会人の基礎」「パソコンの基礎」のほかに、実際の業務に関連する「警備業基礎」「施設警備」「交通警備」「機械警備」などについてです。最近は業務報告にパソコンが使われる場面も多いので、パソコンについて学べるのも心強いですね。

資格試験の勉強にも

この施設警備科では、警備員が持つべき資格として注目が集まる「自衛消防技術認定証」「上級救命技能認定証」についての内容も学ぶことになります。認定証をもらうには定期的に行われる試験をパスしなければなりませんが、試験に則した内容を学べるのでその試験にパスするのもそう難しいことではありません。

このような資格があると警備員として採用される際のプラス要素となるので、ぜひチャレンジしていただきたいものです。

誰でも受けられるわけではない

ただ、残念なことに、警備について学べる施設はこの太田校の1カ所しかありません。また、この講座を受講できるのは45歳以上の人が対象であるなど、実際に受講できるのはごく限られたエリアの年齢の人だけなのです。

とは言っても、今まで事前に学べる機会がほとんどなかったことを考えると、この講座の出現は多くの人の希望になるかもしれませんね。

まとめ

事前に警備について学べる施設は1カ所だけですが、東京都大田区にありました。「桃源警備」は八王子にある警備会社ですが、その現場は23区や他の県などにも数多くあります。この施設で学んだことをすぐに活かすのであれば、「桃源警備」までお気軽にお電話ください。