警備員になるための必要書類は?提出しなければならない理由も解説

警備員になるための必要書類は?提出しなければならない理由も解説

警備員の求人広告には「経験不問・年齢不問」という謳い文句が並んでいます。そのことから、軽い気持ちで応募する人も多くいるかもしれません。

ただ、警備員には「市民の安全と財産を守る」という高い使命感が求められます。そのことから、正社員かアルバイトかを問わず警備会社に採用された際に、一般的な職種とは違って多くの書類を準備しなければならないのです。警備会社に応募しようと考える人はぜひお読みください。

提出を求められる書類

緊張した面接も無事に終わり、めでたく警備会社に採用されることとなりました。その後採否の連絡が来た際に、また場合によっては面接が終わったその場で必要書類のことを知らされます。取得をお願いされる書類の中には、皆さんになじみの薄いものも含まれています。1つずつ確認していきましょう。

本籍地記載の住民票

住民票はお住いの市役所や区役所で取得することができます。ただ、気を付けなければならないのは、自分の住所が登録されている役所に行かなければ取得できないという点です。学生さんなど、新しく一人暮らしを始めたような人は、住民票を実家のままにしている人も数多くいます。

その際は実家にいる親に頼むことが多いかもしれませんが、郵送で取り寄せることも可能です。また、マイナンバーカードを利用すると、コンビニでも取得することができます。

身分証明書

身分証明書と聞くと、保険証や運転免許証でいいんだな、と思う人も多いようですが、ここでいう「身分証明書」は一般的な意味で使われるものとは全く違うので気を付けましょう。

身分証明書も市役所や区役所で取得する公的書類になります。ただ、気を付けなければならないのは、「本籍地」の役所でしか取得できないという点です。住民票の住所と本籍地の市町村が同じであれば、住民票の取得と一緒に済ませることができますが、住民票の住所と本籍地の市町村が別々というのは、かなり多くある事例です。

郵送での取り寄せも可能ですが、取得手続きは役所によって異なるため、充分に確認してから取得するようにしましょう。

登記されていないことの証明書

登記されていないことの証明書も、警備員として登録する上で欠かすことのできない書類です。はじめて耳にするという方も多いかもしれません。

この書類は法務局で取得します。住民票や身分証明書とは違い、法務局の場所に制限はありません。ただ、法務局によってはこの証明書の発行業務に対応していないところ(出張所など)があるので、事前に調べておきましょう。

また、警備会社によってはこの登記されていないことの証明書の取得を代行してくれる会社もあります。

はじめて耳にする書類も多いので、困惑することもあるかもしれません。不安であれば、担当者に確認するようにしましょう。

書類が必要になる理由

身分証明書に登記されていないことの証明書、警備員になるにあたって必ず提出しなければならない書類です。なぜ、これらの書類が必要になるのでしょうか?

能力に問題がないことを証明する

警備業を規律する法律に警備業法がありますが、その法律によって「禁治産」「準禁治産」の宣告を受けていないこと、「成年被後見人」「被保佐人」ではないこと、「破産者」の宣告を受けていないことの証明が求められます。

警備員には財産を守る業務も含まれています。財産を管理する能力に問題がない、ということを証明するのが「身分証明書」と「登記されていないことの証明書」なのです。

まとめ

学歴も資格も必要とされることなくなることのできる警備員ですが、人の生命・財産を守るという使命から、その能力に問題がないことを証明する書類の提出が必要になるのです。「桃源警備」も採用するにあたってこれらの書類の提出を求めますが、その取得のサポートにも対応しております。早く現場で活躍したい、という気持ちを「桃源警備」は応援しています。