警備員にもある前職調査!具体的にどのようなことを調べられる?

警備員にもある前職調査!具体的にどのようなことを調べられる?

前職調査とは応募者の経歴を調査することです。警備員の業務にも貴重品の輸送業務など信用を求められるものがあるため、前職調査が行われるのが一般的になりつつあります。

また警備業を規律する法律に警備業法があり、その法律でも欠格事由というものが細かく規定されています。それに該当するかどうかも前職調査に含めて考えてもよさそうです。

実際に調査される内容はどのようなものなのか、転職を考える人は必見の内容です。

前職調査で何を調べられるの?

どのような職種に勤めるにあたっても、面接の際に必要となるのが履歴書です。履歴書の記載欄には「学歴・経歴」「有する資格」「家族の状況」などがありますが、この記載内容に虚偽がないかどうかを調べるのが前職調査です。

また調査内容は履歴書に書かれていることだけに限られず、前職があれば「退職した理由」に加え、勤怠の状況や経験や技術、健康状態に及ぶこともあります。

欠格事由の有無も調査対象

「経験不問、未経験者歓迎」など、初めてアルバイトに挑戦しようとする人には魅力的な言葉が警備会社の求人広告に踊っています。ただその一方で、警備員は安全や財産の確保といった重要な仕事に携わるため、警備業法には欠格事由が細かく定められています。

採用が決まった後に提出を求められる書類で確認できるものもありますが、中にはその書類では確認できない項目もあります。刑罰を受けたことがあるかどうか、暴力団員または暴力団関係者ではないか、アルコール中毒者や薬物中毒者ではないか、なども欠格事由に含まれます。

万が一、1つでも該当してしまった人は残念ながら警備員になることができないのです。

財産状況も調べられることがある

場合によっては借金の有無についても調査されることもあります。警備員の業務に貴重品を扱うものもあるため、借金の有無も会社によっては注目すべき情報になる場合があるのです。

調査の方法は?

大袈裟に思われるかもしれませんが、この前職調査は興信所などの調査機関に依頼して行われるのが一般的です。場合によっては採用する警備会社の担当部署が調査に当たることもあります。

担当者が前職に電話をかけるなどして、前職での勤怠や経験などについて調査していくのです。

堂々と前職調査を受けよう

前職調査での調査内容には個人情報にかかわるものもあります。そのため、事前調査を行う際には本人から同意を得なければなりません。同意しなければ調査されることはありませんが、面接の際にその同意を拒否するようなことがあると、採用担当者に後ろめたい経歴があるのではないか、と勘繰られ、採用に至らないということになってしまうかもしれません。

警備員として働こうと強く思っているのであれば、前職について後ろめたく思うことはほとんどないといっていいでしょう。そのため履歴書も嘘偽りがないように正確に記載するように努め、また前職調査にも堂々と応じるようにしましょう。

大袈裟に思われるかもしれませんが、仕事を任せられるかどうかの確認作業と割り切ることができれば、前職調査も何も恐れることはないのです。

まとめ

欠格事由に前職調査など、求人広告での謳い文句とは違い、実際に警備員になるまでには大変なプロセスがあることがわかりました。これは、警備員の存在感の重みの裏返しといっても差し支えないでしょう。それだけ誇りをもって勤務に携わることのできる仕事だということがお分かりになったのではないでしょうか。

「桃源警備」でも警備業法の要請から、皆さんの経歴について調べさせていただくことがあります。もちろんこれは義務ではなく、場合によっては拒否することも可能です。疑問に思われることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。