初詣もお祭りも…神社仏閣での警備は2号警備が中心

初詣もお祭りも…神社仏閣での警備は2号警備が中心

神社仏閣というと神聖な場所であり、警備をするまでもなく参拝者は皆粛々と参拝しているイメージがあるかもしれません。しかし、大人数が集まることを考えればそこまで楽観視はできません。特にお祭りなどの場合、お酒が入った人も多くなり、より警備の重要性は増すことになります。

神社仏閣で警備が必要になるタイミング

神社仏閣で警備が必要になるタイミングを考えてみると、やはり参拝客の増えるタイミングということになります。わかりやすく例を挙げると、初詣、七五三、酉の市などの時といえます。また、神社仏閣に人が集まると考えると、お祭りなども人が集まるタイミングとなります。

さらにふみ込んで考えると、近年増加傾向にある「無人寺」の警備も含まれるでしょう。無人寺の場合は、人が集まることはありませんが、むしろ人が集まらないことで賽銭泥棒や仏像泥棒、さらに放火などの事件が起こる可能性があります。これを警備するのも警備会社としては重要な仕事といえるでしょう。

初詣などの警備方法は?

初詣や七五三など、多くの参拝者が訪れるタイミングでは、参道などを中心に警備が行われます。特に初詣など人混みで発生するタイミングでは痴漢やスリなどの事件も発生しますし、人混みということで喧嘩が発生する可能性も高まります。

警備員はこうした不測の事態に備えるのはもちろん、そこに警備員がいるということで犯罪などの抑制を促すことも重要な役割となります。

無人寺には様々なセンサーを設置

反対に人が集まらない無人寺には、警備員を配置するのではなく、各種センサーを設置し、人の出入りを監視することが中心となります。監視中に何か異変があった場合は、近くの事業所などに待機している警備員がすぐに駆け付けるようなシステムを利用することもあります。

また、放火に対する警戒も重要です。神社仏閣のほとんどが木造建築のため、特に無人寺などは放火の対象になりやすい傾向にあります。そこで設置されるのが、侵入センサーに加え火災を検知する装置です。出火を検知するタイプのものや、延焼を知らせるようなタイプのものがあります。

祭事の警備は特に慎重に

人が多く参拝に訪れる際には、参道脇などでの監視とともに、参道に集まる人たちの誘導なども仕事になります。一方祭事ではこうした誘導よりも、雑踏警備が中心です。祭事ではお酒が入っている人が多く、同時に小さなお子さんが多いのも特徴といえるでしょう。多くの人が集まるだけに、人と人との揉めごとが起こりやすくなります。最終的には警察が処理する事案も多く、警備員は警察が駆け付けるまでに事態が大きくならないような動きが求められます。

1号警備から4号警備

警備には1号~4号までの4種類が存在します。ちなみに神社仏閣の警備は1号及び2号ということになります。1号警備は主に「施設警備」であり、ここでいう「無人寺」の警備などはこの1号警備に含まれます。2号警備は「雑踏警備」及び「交通整理警備」であり、初詣やお祭りなど人が集まる場所での警備が2号警備にあたります。

ちなみに3号警備は「貴重品運搬警備」で、現金輸送車の警備などが3号警備にあたります。4号警備は「身辺警備」で、ボディガードが4号警備ということになります。

まとめ

神社仏閣で警備を行うには、やはり2号警備に慣れた、信頼できる会社がベストということになります。1号~4号まである警備ですが、それぞれ特徴や技術が違いますので、どの警備会社も、1号~4号のいずれかのプロフェッショナルという場合がほとんどです。

「桃源警備」は特に2号警備の経験が豊富で、参拝客が増える初詣や七五三の時期の参道での警備や、多くの人の動きを整理する誘導などに長けた警備会社です。参拝客が増えた時のように、お祭りのように人が無秩序に集まる場でも、多くの人に安心感を与え、主催者の方にも信頼されるのが「桃源警備」です。