警備に欠かせない「光る棒」の正体は?その名前や用途について

警備に欠かせない「光る棒」の正体は?その名前や用途について

警備員がよく手にしている道具としておなじみなのは、「光る棒」です。この棒は、警備員が交通誘導や車両誘導をする時に欠かせない道具です。そんな光る棒を使って仕事をしている警備員について興味を持ち、光る棒についてこだわりたいと思っている方に、今回はその「光る棒」に注目し、警備と関連する情報を紹介します。

光る棒の名前は「誘導棒」

この光る棒は「誘導棒(ゆうどうぼう)」といいます。工事現場やイベント会場、新装開店などの駐車場で警備員をよく見かけますが、近づく車や歩行者に注意しながら的確にこの誘導棒を使っています。

誘導棒とは、車や人の動きや流れを警備するときに、相手に注目を向けさせ、言葉を掛けなくても誘導棒の動く合図によって相手に伝える時に欠かせない大切なアイテムなのです。

誘導棒(光る棒)の使い方

棒の使い方は種類があります。少しでも遠慮してしまうと、車や人の流れが止まり混乱します。状況に合わせて使用することが重要です。警備員が使う際の振り方を紹介します。

車を停止させる

交通誘導や車両誘導で警備をする時には、常に自分の身の安全を優先し、危険が伴う仕事であることをよく含んだうえで誘導を行います。まず、車を停車させるには、正面に立って手に持った棒を水平にしながら、腕を横に大きく伸ばします。

運転手から、道路をふさがれているように見えれば大丈夫です。距離を取りながら早めに合図をしましょう。大切なのは、運転手の目線です。どこに目線があるのかを確認した上で、停止をすることをしっかりと伝えましょう。

徐行をさせる

徐行をうながす方法は、棒を水平に横に出し、ゆっくりと大きく上下に揺らします。運転中でも注意が向くように、揺らして棒を動かすことで存在を気づかせ、ゆっくりと揺らすことでスピードを落とすという合図を送ります。

停止予告の合図

車のスピードが出ている道路や、暗くなる夕方や夜間は、警備員の存在も含めて停止予告の合図を早めに送りましょう。運転手はすぐにブレーキを踏まないのですが、警備員が立っていることがわかると、運転手が対応してくれます。

進行させる合図

停止した車に対して進行させる時、または通り過ぎていいという合図です。ここで注意したいのが、誰に対して行っているのかを明確に伝えることです。棒で、対象の車に対してこちらに来るように手招きをして何も持っていない腕によって、進んで良い方向を示すようにします。

このような交通誘導は、運転手の協力によって成立しています。停車した運転手には感謝の気持ちで合図を送るようにしましょう。

誘導棒(光る棒)の重要性

実際に棒を現場で使う場合は、ただ動かしているだけではありません。停止まで一気に合図を伝える時もあります。棒の振り方は、状況を判断しながら気を付けることや、運転手が合図を確認しやすいように使うことが重要です。

誘導棒(光る棒)のしくみ

誘導棒の一般的な製品は、全長50センチ程度であり、持ち手と持ち手から伸びるライトの部分で構成されています。持ち手の部分に電池とスイッチがあり、スイッチを入れることでライトの部分の豆電球などが、光を発して全方向から確認できる光が出るようになっています。

多くの場合、赤色の素材や赤色発光ダイオードを利用するなどして赤色の光を使います。また、現在は点滅タイプも主流となっており、緑色や青色に発光するものや、色が交互に点滅するものもあります。

まとめ

誘導棒(光る棒)について少しでも理解していただけましたでしょうか。警備の仕事は、交通誘導や車両誘導など、棒を扱う機会もありますので、取り扱いができると仕事の幅が広がり、やりがいを感じながら仕事ができるでしょう。

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