警備員が使用する護身用具とは?5つの護身用具と特徴を紹介

警備員が使用する護身用具とは?5つの護身用具と特徴を紹介

警備員の仕事は、人々の安全を守ることです。巡回警備においては安全を確保したり、交通整理においてはスムーズな誘導をしたりします。

加えて、警備員は、自身の安全を守るために護身用具を使用していますが、警備員が身につけている護身用具にはどのようなものがあるのでしょうか?

そこで今回は、警備員が身につける護身用具に関して詳しくまとめました。警備員の仕事に興味のある方は、この記事を参考にしてください。

警備員の護身用具には何がある?

警備員が使用する護身道具にはさまざまなものがありますが、ここでは5つの道具について紹介します。

警戒棒

多くの警備員は、警戒棒を携帯しています。以前は、木製の警戒棒が主流でしたが、最近では金属や硬質ゴム、強化プラスチック製のものもあります。加えて、棒状だけはなく、伸縮式のものやトンファー型の警戒棒もあります。

警戒棒は、殺傷能力の低い護身道具とみなされており、取り扱いには注意が必要です。警備員の警棒操典では、首から下の部分を叩く、または打つようにして用いるように記載しています。

警戒杖

警戒杖は、武器や捕具として使用する棒です。警戒棒よりも長く、全長は90cm、120cm、180cmの3種類があります。

警戒杖は、おもに重要施設の警備や現金輸送などで使用します。携帯する前には、警戒杖の打ち込みなどを習得して、護身と警戒の目的で使いこなせるようにします。

防弾パネルと防刃パネル

銃弾や砲弾などの爆発の際に発生する破片から身を守るパネルです。防弾チョッキの中には、防弾パネルが中に入っています。

現金輸送や機械警備にあたる警備員が携帯しますが、日本では銃器による犯罪が少ないため、防刃機能のみがついたパネルや比較的軽めのパネルが使われています。

カラーボール

カラーボールとは、特殊染料が中に入ったボールです。防犯目的のひとつとして使用されており、おもに店舗や金融機関の防犯で使用しています。

カラーボールには、ルミノール反応のある染料や色素を使っています。また、腐ったチーズのようなのにおいを放つカラーボールもあります。カラーボールは、対象者にぶつけると、衝撃で外装が割れて、染料が飛び散るようになっています。染料は、簡単には落とせないようになっており、犯人を追跡するのに役立ちます。

誘導棒

誘導棒は、懐中電灯のひとつで、おもに交通整理や車両誘導を担当する警備員が使用します。

一般的な誘導棒は50cmほどで、持ち手の部分と、透明または半透明のライトの部分があります。スイッチを入れると、ライト部分の電球が点灯するように作られています。

警察官も誘導棒を携帯していますが、警察官の誘導棒は白色灯が付いており、警備員が使用する誘導棒とは異なります。交通誘導の警備を担当する場合には、誘導棒の振り方に関する研修を行います。

護身用具を使用するときの注意点

護身用具の中には、正当な理由もなく身につけていると、軽犯罪法違反として処罰されるものもあります。そのため、護身用具を携帯するときには、細心の注意が必要です。

加えて、警戒棒や警戒杖については、殺傷能力があるので、使用方法や使用するタイミングに関しての注意も必要です。あらかじめ、警備会社などに確認することをおすすめします。

まとめ

警備員が使用する護身用具には、警戒棒や警戒杖などの武器や捕具として使用するもの、カラーボールなどの防犯として用いるものがあります。また、交通誘導を担当する場合には、誘導棒を使用します。

「桃源警備」は、東京都内の警備を中心に、巡回警備や誘導警備などを行っています。さまざまなタイプの設備警備に対応しており、いつでも安全や安心を確保する警備を行っています。

警備の依頼を考えている方や警備員として働きたいと考えている方は、ぜひ「桃源警備」へお問い合わせください。