警備をするうえで欠かせない知識、「群集心理」とは?

警備をするうえで欠かせない知識、「群集心理」とは?

警備会社で働く方は、群集心理を理解して警備活動をおこなうことがあります。群集心理とは一体どのようなものなのでしょうか。

本記事では、警備をするうえで覚えておく必要のある群集心理について紹介します。これから警備会社で働こうと検討している方は、ぜひ参考にしてください。

群集心理とは

群集心理とは、集団になった時に芽生える人間の心理状態です。1人の人間であれば、暴れたりすることはありませんが、集団になると群集心理がはたらき、暴徒化してしまい、他人に危害を及ぶこともあります。

そのため、混雑した場所では警備をしっかりおこなわないと、暴徒化した利用者によってイベントをぶち壊されてしまうこともあります。そのため、警備会社では群集心理を理解する活動を積極的におこなっています。

覚えておくべき群集心理の特性

一口に群集心理といっても、さまざまな状態があります。そのため警備会社では群衆特性の理解をする必要があります。ここからは群集心理の特性を簡単に紹介していきましょう。

自己本位

群衆を形成している中で、「我先に」という思いが芽生え、秩序のないところを一層乱してしまう恐れがあります。よく人気商品の争奪戦の際は、このような心理が働く可能性があり、しっかり群衆を制御しないと、イベント自体が混乱に陥ってしまうことがあります。

興奮状態

群衆の中にいると、感情が単純になり興奮状態になりやすいことがあります。この心理状態を把握しておかないと、群衆の中の人間が偏った行動を取ってしまう恐れがあるので、注意が必要になります。

付和雷同

群衆の中にいると、周囲の非常識的な行動に対して違和感を得ることがなく、同じような行動に出てしまうことがあります。この状態を放置しておくと、無秩序な集団が形成されてしまう恐れがあるので、しっかりとした警備をする必要があります。

この他にもさまざまな群集心理があります。優秀な警備会社は、群集心理を熟知し秩序が乱れないようにするためにはどのようなことをすればよいかを熟知しています。しかし、信頼できない警備会社は群集心理を軽んじていることもあるので、注意が必要です。

群集心理を活用した警備例

このように、群集心理を理解していないと、集団が暴徒と化し暴力行為などが起き多くの利用者の怪我を招く可能性があります。そのため、安全に利用してもらうために、群集心理を活用した警備方法がいくつかあります。ここからは実際の例をもとに紹介していきましょう。

混雑した箇所での左側通行

繁華街や混雑した場所で、左側の対面通行でおこなうことが多いため、混雑した箇所を左側通行して規制をしてもトラブルに発展することはありません。もちろん、場所によっては左側通行にすると危険な箇所もあるので、安全を確保することができれば、このような群集心理を逆手にとって警備をすることが可能になります。

近道通行

歩行者の多くは、最短距離で歩こうとするので、コンサート会場などで規制をかけないと、歩行者同士がぶつかってしまい危険な状態に陥ってしまう可能性があります。このような場合は、最短ルートを設定するのではなく、あえて蛇行させて距離を遠ざけてゴールを設定するという方法も、群集心理を活用した例と言えます。

このように、さまざまな場所で群集心理を活用した警備はおこなわれています。ぜひ警備会社に勤める際は、今回紹介した警備方法を理解しておくと、仕事の意味を理解し、スムーズに取り組むことができるでしょう。

まとめ

「桃源警備」では、群集心理を逆手にとった警備方法をはじめ、どのような混雑した場所でも安全な警備を提供することが可能です。東京周辺で警備会社を検討している運営担当の方は、桃源警備にご相談ください。

徹底した安全教育をした警備員が責任を持ってイベント警備にあたります。みなさまからのお問い合わせを心よりお待ちしております。