警備用語のループとは?初心者でもわかる警備用語講座

警備用語のループとは?初心者でもわかる警備用語講座

警備会社では、さまざまな専門用語があります。その中でよくわからないという用語も多くあるでしょう。これから警備会社で仕事をしようと検討している方は、警備用語を覚えておくことで、仕事に役立てることができる可能性があります。本記事では、初心者にもわかりやすいように、警備用語をご紹介します。

警備会社に勤めると、“ループ”という用語を聞く機会があることもあります。実用的な例としては、“ループが取れていない”と表現をすることもあります。このループとは一体どのような意味を指す言葉なのでしょうか。

ループとは警備装置で使われている言葉

ループとは、警報装置のシステムが正常に反応しているかどうかを示す言葉を指します。警報装置が正常に作動をしていると、監視装置から出発した信号が電線をたどり元の監視装置まで無事戻ってくるという状態を“ループ”といいます。信号が一周回って信号に戻ってくるのでこのような用語が使われます。

正常に作動をしていると、“ループが取れている”ということもあるので、覚えておくと良いでしょう。オフィスビルや自宅の警備装置をよくみると、“ループ”という言葉が使われていることがありますが、まさにこの用語のことを指しているのです。

ループが取れていない状態とは

一方で、ループが取れていない状態とはどのような状態を指すのでしょうか。監視装置の電線の中には、セキュリティ上重要な箇所を通るようにできています。

例えば、セキュリティ対策が施されている扉が閉じていると、正常に電流が流れているのでループが取れている状態ですが、扉が開いていると電流を正常に流すことができず、“ループが取れていない状態”になるのです。

そのため、ループが取れていないという状態は、異常を検知して警報装置が作動する状態なので、侵入者が侵入した危険な状態を指すことになります。

ループが取れない問題点

異常を知らせるループ監視は、オフィスビルや一軒家の警備をするうえでとても重要な方法ですが、問題点もあります。侵入者を検知しているわけではなく、電流が正常に流れているかどうかで判断をしているので、誤作動をしてしまうことがあります。

実際に、ループが取れないと異常が出た自宅やオフィスを調べると、侵入者が入った形跡はなく、ループ監視が監視機器の故障によってできていなかったということもあるので、定期的なメンテナンスが必要になります。

また、正常に作動をしていても利用者がセキュリティ解除をおこなわないと、侵入者が入ってきたとみなされ、侵入者の通知を誤って警備会社に知らせるということもあります。実際に警備会社で仕事をしていると、このようなループが取れないトラブルに直面することがあるので、気をつけておくようにしましょう。

ループ装置が壊れていた時の対処方法は

万が一ループ装置が壊れていた場合は、警備員で直すことも可能ですが、回路に問題がある可能性が高いので、専門家を呼び修理をする必要があります。もちろん、ループ監視が行われていない間は、無防備な状態なので、利用者にいつも異常に防犯に対して意識を持つように認知しておく必要があります。

オフィスビルや商業施設の警備員として働こうとしている方は、この用語を覚えているだけで注意する箇所も増え安全な業務を遂行することができるので覚えておくことをおすすめします。

まとめ

警報装置のループ監視は、警備をするうえで必要不可欠な存在です。「桃源警備」ではループ機能を活用した監視装置を、オフィスビル、自宅にご提供することが可能です。担当する警備員はしっかりとした研修を受けた警備スタッフばかりなので、些細なトラブルにも迅速に対応をいたします。

東京周辺で警備会社をお探しの方は、ぜひ当社にご相談ください。みなさまのご依頼を心よりお待ちしております。