警備で欠かせない「モール」についての情報と使い方の紹介

警備で欠かせない「モール」についての情報と使い方の紹介

警備をしているきちんとした警備員の姿は、とてもりりしく見えますが、警備員のほとんどが身に着けるものといえば「モール」です。モールというとなんだろうと思う方もいるでしょう。

モールは、警備員の制服の肩についている紐のことです。そんな警備で使う「モール」について、興味を持ち、これから警備員として働きたいと思っている方に、今回はモールについて役立つ情報を紹介いたします。

モールとは

モールの先には警笛がついているのが一般的で、警備員が常に携帯しているアイテムのひとつです。「警笛紐=モール」ということでよいでしょう。モールには、警備会社や警備の内容によっての決まったルールがあり、役職によって色がわかれています。通常は、紐がV字になるように方向を整えて装着しましょう。

モールの役割

モールはどのように役立っているのでしょうか。各警備会社によっての決まったルールがあるのですが、多くがこのモールの色で役職などの区別がなされています。モールはそのほかにもいくつかの役割があり、重要なアイテムとして認識されています。

警笛を使う時

モールの先には、警笛がついています。モールにつながれている警笛は、胸ポケットに収納できます。交通誘導や緊急時などで、警笛を使うときに役立ちます。警察と違って警備員であれば、なかなか警笛を使用するときもないのですが、モールにつながれていることで、警笛をなくしたり、慌てて落としたりすることはなくなりますので、便利です。

ケガをした時

モールは、編んでいる紐になっているため、事故発生時にケガをした時の処置として止血をする時に使う場合もあります。

警備の緊急時に拘束する時

警備の緊急時に拘束用として使用することもできます。手錠の替わりということです。モールの形の状態や素材によっては、付け根に締め具があるので、その輪になっている部分にモールを通すと、簡単に締まるようになっています。ただし過剰な拘束は法規に違反しますので、特に抵抗がひどい場合や、拘束しなければ他人に危害が及ぶ場合にのみ使用するべきでしょう。

モールの種類

警備紐ではなく「警笛吊りくさり」の場合もあり、また、シングルかダブルかの違いがあります。色も多彩です。色や太さも、各警備会社が決めて公安委員会に届け出をしたものです。警備員は警備紐タイプ、警察官は吊くさりタイプが多いともいわれています。

6本編みのモールを肩から下げれば、風格があって信頼感が増します。3本編みの細めのモールは、夏服や女性に合うでしょう。式典などで着用する金色や銀色のモールは、装飾がメインとなっています。

モールの付け方

モールの大きな輪になっているところに右腕を通して、肩にある留め帯で止めます。そのままでは、笛が垂れ下がったままになってしまうからです。笛を胸のポケットに入れて出来上がりです。慣れれば制服を着た状態のままで左手を脇下から回し、モールを入れたらボタン掛けをして留めます。

まとめ

警備のモールについて、少しでも理解していただければ幸いです。警備にどのようにかかわっていて、どのくらい重要なアイテムなのかを知ることで、実際使用した時の扱い方も変わってくるでしょう。多くの警備業務では、警備が実施されていることがわかるように制服・道具を着用します。事件・事故を未然に防ぐためにも、しっかりと装着することが重要です。

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