パレードにおける警備の重要性とは?祝賀パレードに見る雑踏警備の重要性

パレードにおける警備の重要性とは?祝賀パレードに見る雑踏警備の重要性

2019年11月に執り行われた天皇陛下即位にともなう祝賀パレードでは、天皇、皇后両陛下を乗せたオープンカーが約30分かけて皇居から赤坂御所までの約4.6キロを進まれました。沿道には多くの人が集まり、政府の発表で約11万9千人もの人々がパレードを観覧したといいます。

ラグビーワールドカップでは日本代表がベスト8に入ったこともあり、大いに盛り上がりをみせ、後日行われた代表選手のパレードにも大勢の人が集まりました。

また、2020年はオリンピックが開催されることもあり、今後もこのようなパレードが各地で行われることが見込まれます。

パレードを行う際は沿道の警備が重要であるため、警備会社の活躍の場は広がっています。そこでこの記事では、パレードにおける警備の重要性を見ていきたいと思います。

即位の礼祝賀パレードに見る雑踏警備

即位の礼の祝賀パレードの警備は一般の警備員でなく、警視庁や皇宮警察が執り行いました。警備会社の警備員はあくまで私人であり、特別な権限が与えられている警察官とは異なるからです。

天皇陛下の警備でなにか問題が起きたときには、民間企業では責任を取りきれないので、国家行事のときにはしっかりと権限を与えられた人が執り行うことになります。

警備体制については、警備にあたる人が一定間隔で配置されており、何があっても複数の人間が対応できる状況となっていました。

基本的には雑踏警備においては持ち場を離れてはいけません。こちらの方が危ないようだからこちらを警備したほうがいいなどと、自己判断で持ち場を移動してしまうと、なにか問題が生じた際に複数人数で対応することが難しくなります

たとえば、その区画に2名配置した場合、そのうちの1名が配置を無視して持ち場を離れた結果、複数で対応すべき問題に1名で対応せざるを得なくなります。

持ち場を離れた本人が自分ひとりで対応しなければならない状況になってしまった場合、自分自身の責任で起きた問題なので自業自得だともいえますが、他の隊員に迷惑を掛けてしまうようでは警備計画を練った意味がなくなる可能性もあります。

警備を行ううえでそのようなことが起きてはいけませんので、持ち場を離れることはあってはならないことといえます。

近年の傾向

近年の傾向としては、パレード時のドローン対策などがあげられるでしょう。パレードを行っている上空からドローンが落下するような事故が起きたとしたら、いままでの警備体制では対応が難しくなるかもしれません。

今回の即位の礼のパレードの際は、ドローン対策として、安易にドローンを飛ばせないように、ドローンの操作を妨害する電波を発信する装置などが導入されたといいます。

今回パレードが成功したことを見る限り、今後の雑踏警備におけるドローン対策として、一定の効果があることが実証されたのではないかと思います。

このように、今後の警備においては、マンパワーに頼るだけでなく、最新の機材を用いた警備を行うことも検討しなければいけない時期に来ているといえるでしょう。

まとめ

パレードの警備で重要なことは、人や車の誘導です。支障無く警備を執り行うには人員の配置も重要といえます。警備計画にそってしっかりと警備員を配置できる警備会社の重要性は、今後一層増すことでしょう。

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