大型のショッピングセンターなどにも常駐の警備員がいます。ショッピングセンターの警備員の仕事は種類の多さが特徴的です。単純にひとつの持ち場で、ひとつの業務をしていればいいという仕事ではないので、覚えることも多く、激務になります。そんなショッピングセンターの警備の仕事についてまとめてみました。
ショッピングセンターの警備は1号警備
警備の仕事は、1号から4号までの種類に分類されます。ショッピングセンターなどに常駐する警備員の仕事は1号警備の施設警備になります。警備の仕事のなかでは比較的仕事に入りやすく、警備の仕事をする人にとっては、最初に覚える仕事ともいわれています。
仕事を覚えるまでが大変
比較的仕事に入りやすいと書きましたが、仕事内容が簡単という意味ではありません。むしろ仕事は多岐にわたるため、まず仕事を覚えるのが非常に大変な業務でもあります。一方、専門的な技術を求められるシーンは少ないため、この点で入りやすい業務ということになります。
ではここから多岐にわたるショッピングセンターの警備の仕事について詳しく見ていきましょう。
ショッピングセンターでの警備の仕事
では具体的にショッピングセンターで警備の仕事をする場合、求められる仕事を見ていきましょう。
窓口での入館管理
まずは従業員の入口などに常駐して、ショッピングセンターへの人の出入りを管理する仕事があります。ショッピングセンターには、従業員の出入りはもちろん、各店舗の本社の人間や営業部の人間、運送会社などの配送員、商品を搬送する配送会社の作業員など、様々な人の出入りがあります。
こうした人の出入りをチェックしながら、関係者以外は入れないようにし、さらに各人の入館時間、退館時間などの管理を行います。他にも拾得物の管理や商品入荷のトラックが来た際は、トラックを誘導することなども警備員の仕事になります。
館内巡回業務
警備員には定期的に館内を巡回する業務もあります。巡回するルートはひとつではなく、曜日や状況、時間によってルートが変わりますので注意が必要です。巡回中は不審者がいないかのチェックや、迷子になっている子どもの保護、トラブルが発生した場合の対処などが求められます。
さらに見るのは人だけではなく、館内の防災設備のチェックなども行います。所定の位置に消火器が設置されているか、避難ルートの確保はできているかなど、館内の状況を把握しておくのも重要な仕事になります。
受付カウンターでの受付業務
あまりイメージにないかもしれませんが、ショッピングセンターの受付カウンターに常駐している警備員もいます。一般的に受付カウンターには、受付係の女性従業員がいるイメージですが、女性では対応が難しいようなお客がくることもしばしばあります。
そういった場合に活躍するのが警備員です。また受付カウンターに警備員がいることで、館内でトラブルが発生した場合、お客が報告しやすいという部分でもメリットがあります。
求められるのはコミュニケーション能力？
警備員というと屈強の男性であったり、物事に動じない人が多いというようなイメージがあります。ただし、ショッピングセンターのような人が集まる場所で働く警備員に求められるのは、むしろコミュニケーション能力かもしれません。
お客ともコミュニケーションは必要ですし、従業員口の警備につけば、従業員や配送員とも最低限のコミュニケーションが必要になります。コミュニケーション能力に乏しい警備員は、声をかけにくい存在になってしまう可能性があります。それでは警備員としての仕事を全うするのが難しいため、人から話しかけられやすい雰囲気というのも警備員にとって大切なポイントとなります。
まとめ
ショッピングセンターの警備員は、特別に訓練を受けないとできないほど難しい業務ではありません。そのため、警備員が初めてという方でも、仕事に入りやすい業務といえるでしょう。その代わり、請け負う業務が多いため、いろいろなシチュエーションで能力を発揮できるように、周囲とのコミュニケーションが必要になりますので注意が必要です。
「桃源警備」では現場に派遣する前に社内で徹底した研修を行っています。ショッピングセンターのように1号警備に関する研修も、きっちり指導してから現場に送り出すのが基本です。
「桃源警備」はショッピングセンターで行う1号警備や、交通整理や雑踏警備が中心となる2号警備の経験が豊富です。そのため多くのマニュアルを自社内に備えていますので、どのような現場でも100%の実力を発揮できる警備員を派遣することが可能です。
もちろん警備に関しては事前に計画書を作成し、警備計画書にご納得いただいてから業務にあたりますので、安心して仕事を任せていただけるかと思います。
